
2025年3月27日 – サウジアラビアのムハンマド・ビン・サルマン皇太子とフランスのエマニュエル・マクロン大統領が、ガザ紛争やロシア・ウクライナ戦争など、重要な世界的問題について協議したことを両政府が木曜日に確認した。
サウジ通信社(SPA)によると、両首脳は、イスラエルによるガザでの新たな軍事作戦と、民間人の保護を確保しながら攻撃を阻止する取り組みについて協議した。
マクロン氏はXで、自分と皇太子はイスラエルのガザ攻撃再開を非難し、戦後枠組みを確立するためにサウジアラビアがアラブ諸国と取り組んでいることを称賛したと述べた。同氏は、フランスとサウジアラビアが共同議長を務める6月の会議は、イスラエルとパレスチナの政治交渉を再開することを目指していると強調した。
約2か月の停戦の後、イスラエルは今週、ガザへの空爆を再開し、この地域の支配派閥であるハマスとの停戦後の比較的平穏な時期を乱した。
SPAは、MBSとマクロン大統領がロシア・ウクライナ戦争についても協議し、マクロン大統領は和平交渉を促進するサウジアラビアの外交努力を称賛したと報じた。
「ウクライナでの和平交渉の開始を可能にした(皇太子の)ジッダ構想を歓迎する」とマクロン大統領はXに記した。
両首脳はさらに、レバノンとシリアの状況を含む地域問題についても協議した。マクロン大統領は、フランスとサウジアラビアは、レバノンの主権と、包括的な移行期にある安定した統一シリアという同じ目標を共有していると述べた。