
2025年3月27日 – ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は木曜日、ウクライナと米国の当局者が来週月曜日にサウジアラビアで会談し、ロシアとウクライナのエネルギー施設への攻撃停止に関する協議を進めると発表した。
同大統領の声明は、ロシア当局者が同日にサウジアラビアで米国との協議も行うとクレムリンが確認したことを受けてのものだ。
この交渉は、4年間に及ぶロシアのウクライナ侵攻の終結を早めるためのドナルド・トランプ米大統領の継続的な取り組みに基づくものである。
「我々の技術チームが出席する」とゼレンスキー大統領はノルウェーでの記者会見で、ウクライナと米国の代表者による協議の予定に言及して述べた。
ゼレンスキー大統領は、ロシアと米国の当局者による会合も並行して開催され、エネルギーインフラへの攻撃停止を含む停戦条件の交渉に焦点が当てられると付け加えた。
ロシアのウラジミール・プーチン大統領の側近であるユーリ・ウシャコフ氏は以前、ロシアからは上院の国際問題委員会の委員長であるグリゴリー・カラシン氏とFSB保安局長官の顧問であるセルゲイ・ベセダ氏が代表として出席すると述べていた。
ウシャコフ氏は米国の国家安全保障問題担当補佐官マイク・ウォルツ氏との協議後、両氏の参加を認め、双方が協議に「専門家グループ」を派遣することで合意したと述べた。
代表団はまた、黒海に関してプーチン大統領とトランプ大統領が以前に言及した「取り組み」についても協議するとみられる。
2014年、ロシアのFSBは、ウクライナの親EU革命の最中に暴力的な弾圧が行われていた際、ベセダ氏がキエフにいたことを認めた。
ベセダ氏は2014年以来西側諸国の制裁を受けているが、カラシン氏はベテラン外交官である。